1〜20 : 21〜40 : 41〜60 : 61〜73(あとがきあり)
1〜20 : 21〜40 : 41〜60 : 61〜73(あとがきあり)
あとがき
というわけで、読んでいただきましてありがとうございます。
ネーム大賞ではベスト10に入りませんでした。
稚拙、そういう部分がいっぱいあると思われ、ダメだったことは悔しいのですが、有無を言わさず面白いものを描けなかったということで、ただ精進あるのみかと思います。
今回、何を描きたかったのか?というのがあり、恋愛は個人的にはものすごい不得意な分野で、未だに大人にはなりきれません。子供、精神が子供なままのような気がします。ゆえに、多くを語るとただただ恥ずかしい。
人によって好きという感情、気持ちは違うことでしょう。
僕も歳をとるにつれ、いろんな恋愛が立ち上がってはダメになるわけで、じゃあ好きってなんやねんとか思うわけです。その時々で個人的には全力というか、誠意を込めて恋愛するわけですが、それが永続することはありませんでした。
でも、その時々で思いは純粋だったのです。好きな人を幸せにしたい、幸せになってほしい、などなど、まっすぐな思いがあるわけで、多分それはみんなあるのかと思うんですが、いかんせん、それでもダメになってしまうことがあるわけです。なんという悲しみ。
前に付き合っていた彼女が、付き合い始めの頃にメールで、「今から訪れる春も夏も秋も冬も、たかし君を幸せにするよ!」的なメールをくれたことがあって、それが妙に衝撃的だったことを思いだします。でも結局、うまくはいかなかったのですが。
若さゆえ、と言えなくもないわけですが、この漫画に出てくる登場人物の好きという思いは純粋で、まっすぐすぎるゆえに運命が錯綜してしまう。でも純粋なんです。そういう思いを閉じ込めたかったのですが、もっとうまくできたらよかったかなと、そんなふうに思います。